貴方へ

とんでもなく疲れている

 

今に限ったことではなく

思い返せば過去数日間

ずっと疲れを感じているような気がする.

 

恐らく

炭水化物の摂取量が不足しているのだろう

 

体にエネルギーが足りない

 

糖分も多分足りていない

 

しかし

食事の管理はこのまま継続していく

 

それが心の支えである限り.

 

 

 

疲れてグダリとしている時に

ふと昔の記憶がフラッシュバックする

 

思索の種が何に触れたのか

 

突拍子もなく思い出される過去の情景

 

 

楽しくなる思い出も

悲しくさせる出来事も

 

暫く心に纏わりついて離れない

呪縛のような感情の断片も

 

 

等しく

心情の琴線を裁断して

その方向を変えていく

 

その度

立ち止まり

俯かせられることになる.

 

 

過去を思い返し

今を生きる気力が増大することは稀だ

 

大概それは

今現在への問いかけに姿を変え

 

人生を浪費しているような気持ちにさせる.

 

 

そんな時

何か書き留めるべきことがあるような気がして

 

向かってみると

終ぞ 

その何かには辿り着けない.

 

 

 

生きるとは失うことであるが為に

こうして失われるものすら得られない自分は

 

今にもこの夏の風に吹き消されてしまうのではないかと恐れる.

 

 

さながら空腹の体が

着々とその身の筋肉の分解を始めるが如く.

 

 

何を失っているのかすら

自覚できない僕たちは

 

得ることに自覚を持たない限りは

人生を定義することなどできないのだろう.

 

 

今はただ

これまで仲を紡いでくれた人たちに

元気ですかと問いかけたい

 

ひとりひとりが生きていることを知り

誰も失われていないことを確かめたい.

 

 

失われていく人たちと

失われていく人たちへ

 

失われていくその瞬間まで

あなたが失われていないことを

僕に伝えていて欲しい.

 

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