可能性の範疇

日本を経ってから30時間以上

ようやくロンドンに辿り着いた

 

到着日には疲れてそのまま眠ってしまったけれど、今日は1日歩き回り、ロンドンの名所を散策した

 

Waterloo駅を降りて少し歩くと、眼前にBig Benが見えた

どうしたってニヤついてしまう位に幸福な気持ちに満たされた

ロンドンに来たのだ。

 

今日は所謂ロンドン観光の中心地を散策したわけだが、すごく素敵な街だった

ここに住みたいと思った

 

何処に行っても描いていたロンドンそのものの建物が林立していて、歴史と繁栄を感じさせる街並みが広がっている

 

何処を見ても写真に撮りたくなるくらい美しい

 

 

ただ建物ばかりでもなく、中心地にはSt. James ParkやHyde Parkの様な自然の植生に触れられる大きく広い公園があり、心をリフレッシュすることもできる

 

日本とは違い空間的に開けた公園だから、心も広く開放される

 

都市的な生活と伝統的な街並み、広い自然と各所を細かに結ぶ鉄道網

 

こんな所での生活に憧れる。

 

僕は既に5月以降の進路を決定してしまった訳だが、この旅行が先だったのであればきっと選択肢は違ったものになっていただろう

 

そして、人生で初めて金を稼ぎたいと思った

ロンドンに住めるくらいに、それから色々な国へ旅行できる様に

 

自分が思い描くことのできる可能性は、自分が得てきた経験からしか生まれないのだということを改めて確認させられた

 

実際にロンドンを訪れてみて、訪れることができる場所であることを知り、街並みに触れ、憧れを持った

 

自分の中で、ロンドン生活が具体性を伴う可能性の範疇に入った

 

だから欲が出た、そのために金を稼ぎたいと思った。

 

欲を抱くことは悪いことではない

寧ろそれが無ければ何ひとつ感動のない人生になってしまうだろう

 

ただ自分の近頃の時間を振り返ると、あまり具体的で大きな欲を持っていられたことがない

 

自分が興味を持っているか如何に関わらず、まずは移動し、新しい物事に触れ、経験を積むこと

そして可能性の範疇を広げること

 

そうやって欲を持って生活できれば、明確な目的のある日々を送ることができ、時間はより充実した楽しいものになるはず

 

面白おかしい人生を過ごすため、ひとつ心に留めておきたい。