最近は雨の日がずっと続いている
空気が乾燥し切っていた長い冬を超えて、ようやく新しい季節を迎えつつあるのかもしれない
この雨が土壌に潤いを与え、草木の芽吹きを助ける
柔らかくなった地面を突き破った動物たちが新しい1年を始めるのも、そう遠い話ではないだろう
しかしながら人間である僕は、薄暗く白い空を窓から眺めながら、ただ時間の使い方に思い悩んでいる.
雨の日々は今まで何となくやりたくてもやれてこなかったことをしてみたいと思う
例えば数学を勉強してみたり、昔読んだ小説を読み返してみたり、ストレッチの時間を作ってみたり
あまりベクトルに拘らず、たくさんのことを散発的に取り組んでみる
ただそれらの内、何ヶ月経っても興味を持ち続けているようなものなど僅かばかりしかない
好きなものはいずれ変わるから、好きなものを仕事にするべきではないと誰かが言っていたけど、それは言えているかもしれない
でも子供の頃からずっと今でも好きであり続けているものもある
サッカーはずっと好きだ
幼稚園でサッカークラブに入ってから、20年近くサッカーに対する興味だけは失ったことがない
例え大きな成功を収めたわけでもなく、人より優れた選手であったわけでもなく、部活自体を振り返れば、思い出したくない思い出ばかり浮かんでくるにも関わらず
今もサッカーを見続けているし、今もフットサルをプレーしている.
そんな人生を共に生きてきた趣味は、ずっと大切にしていきたいものだ
時にはそれが思いがけないつながりを運んできてくれることもある
少なくともそれがあれば、人生に楽しむものを見つけることができる.
感情を抑えなければならないことばかりの日々だけど、心に火を灯し続ける、時に落胆し塞ぎ込み、時に飛び上がり喝采する毎日のために、好きなものにかける時間を惜しまないでいたい.