動物間の友情

近頃動物の行動に

一層の興味を惹かれている

 

これまで動物との接点はあまりなく

小学校を卒業してからは

動物園に行くことも無くなり

 

祖父の家の飼い犬と

時折実家に現れる害獣の他は

動物とは無縁の生活を送ってきた.

 

別に動物を毛嫌いしていたわけではなく

単に接点がなかったということだが

 

しかし何かをぼーっと眺めたい時

動物のドキュメンタリーを選ぶことには比較的抵抗がなくて

元々動物の生態に

探究心をくすぐられるものがあったに違いない.

 

 

近頃の興味の要因は

近所に住んでいる猫である

 

いつも僕が出かける時には決まって

アパートの駐車場の日向に寝転がっている猫

 

あまりに目を合わせる回数が多くて

毎度意味深な視線を投げかけてくるものだから

 

今月は遂に

動物の行動に関する本を読み通すに至った.

 

 

動物は生きることや子孫を残すことに対して

合理的な進化を遂げてきたようで

 

それぞれの動物の

ひとつひとつの動作に隠された原理を学ぶのは

謎解きのようで面白い.

 

ところで最近の研究では

動物の間にも

友達関係性があることが

少しずつ証明されているらしい

 

チンパンジーや象や蛇など

友好的に付き合う個体を選ぶ動物は

案外多そうだということだ

 

本を読んでいて

ふと疑問に思ったことだったけれど

どうやらそういうことらしい.

 

 

さて11月も今日で終わり

我が身を顧みてみると

 

友達を作るとは

こんなに積極性の必要な行動なのかと驚いてしまう.

 

4月から社会人となり

もうとっくに8ヶ月が経過

 

仕事相手という関係はいくらかでき

ずっと仲良くしてくれている友人たちもいるとはいえ

 

こと友達を作るということに関しては

全く影も形もない

 

友達100人など夢のまた夢

このままでは一生を通しても

こんな目標には辿り着けないだろう.

 

 

コロナの影響も多少はあるのかもしれないが

これは一般的なのだろうか

 

学校に所属していると

否が応でも同年代との関わりがあって

こんな自分でも

毎年誰かしら友達と呼べる人を疲れていたように思うけれど.

 

面白いのは

そんな事実に気が付いたからと言って

友達が作りたくてたまらないわけでは別にないということ

 

ただその事実に気がついて

事実として驚いてしまったというだけ

 

焦りとか危機感とか

そういうものも別にない

 

これが大人になるということなのか...

 

 

しかし少なくとも

このコロナ禍でリモート勤務をしている自分が

明らかに家に引きこもりがちであることは真実.

 

自分の経験を広げるためにも

少しずつアパートの外に居場所を見つけていかなければならない.

 

 

11月は

ちょっとずつちょっとずつ

勉強していこうという目標を掲げていた

 

それは粗方守れたように思うから

次の1ヶ月も継続しつつ

あとは12月の終わりに向けて

新たに目指すところを意識しよう.

 

年末に向かっていくにつれ

どんどんと繁忙期へと飛び込んでいくひと月になるはず

 

外の世界とのつながりも意識しつつ

まずはこの1年を丁寧に振り返り

物理的にも精神的にも

新しい1年を迎える準備をしたいと思う.

 

 

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