4月1日

2020年度の始まり.

 

朝から強風の吹き荒れる雨空

 

とてもいい天気だなアなんて言えない1日だったけれど

 

今日が一つの始まりなのだと考える.

 

 

始まりもあれば終わりもあり

終わりは始まりを実感させてくれる.

 

 

3年生から4年生になり

3年間所属した学生団体からも引退した

 

例年と異なるオンラインの学生便覧を眺めながら

今年度の授業に想いを馳せて

ちょっぴり心が躍った.

 

オンライン授業にはなってしまうけれど

楽しみな授業が沢山ある

 

早く大学が始まらないかなアなんて

これまで考えもしなかった

 

そんなことを考えていた.

 

 

そしてその背後にある

終わったもののことが思われた

 

 

年度変わりのプロフィール変更をするとき

FacebookやらLinkedInやら

ひとつひとつのプラットフォームのプロフィール上から

「現在も働いています」のチェックを外す

 

自らの手で外したそのチェックボックス

何よりしみじみと終わったものの存在を教えてくれた

 

 

そして、何人かの人たちに挨拶を送った.

退任の報告と前年度の感謝を伝える為

 

改めて形作った感謝の文句には

次々と掘り起こされた記憶が息づいていた.

 

 

反対に何人かの人たちから言葉をもらった.

感謝の言葉お別れの言葉

 

こんなに心に響くとは思わなかった.

 

なんとなく義務的に開けたメッセージだったけれど

自分が創ってきたことが少しでも肯定してもらえていることが

意外な程に嬉しかった.

 

 

後押ししてもらっているようでもあり

なんだか前向きな気持ちになった.

 

 

さて、

1年とは、やはり決して短くはない時間である.

 

今どれだけ別の場所へと心が向かっているとしても

例え不思議なくらいに思い出が浮かび上がってこないとしても

表す言葉も色も形も何ひとつ見つけられないとしても

 

僕はこの1年を無事生き抜いてきたのだし

少なくとも"何か"を行なってきたのだ.

 

 

そうやって歩んできた足跡を

誰か他の人が言葉にしてくれていること

 

改めて自分が歩んできたことを認識できる.

 

 

誰にみられているわけでもない

誰に向けて話すわけでもない

だから、ちょっと胸を張ってもいいかな

 

そんな風に考えた.

ひとり嬉しくなった.

 

 

そんな風に思えるきっかけをくれた人たちに感謝しながら

未来に胸を膨らませる.

 

 

 

人は常に失い始めている生き物だからこそ

一瞬々を面白おかしく生きること

 

いつも求め続けていたい.

 

 

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