変調

日曜夜

1週間の終わり

 

今日もまた

午前中に少し勉強してからは

 

手持ち無沙汰に本を読み進めていた.

 

 

そして夜になるに至り

現在

ブログを書こうと試みている.

 

 

 

しかし今日は

何故だか言葉が出てこない.

 

 

こうして改めて始めてみるまで

何度も書き進めてはこれじゃないと思い

書いては削除を繰り返し

 

もういっそ

書けないことを書いてみようと至った.

 

 

 

 

ブログを書く時

なんとなく書きたいことが浮かんだから

少し頭で考えをまとめて

そして書き出してみることもあれば

 

ちょうど今日のように

ブログを書くという習慣を継続するために

ノープランで始めるときもある

 

けれどそういう時も大概は

書き始めてみれば

何かしら書きたいことが出てくるものであって

 

長短はあれど

書き連ねたものに対する納得感が伴う.

 

 

 

しかし今日はそうではないようだ

 

なんとなく

書いてみようかと思える主題が

いくつか浮かんでいるというのに

 

実際に書き進めてみたところ

全く言葉が続いていかない

 

 

書きたいことはこんなことではない

と思う.

 

 

 

僕の中で

ブログを書くという行為には

常にひとつのイメージが伴っている.

 

 

文字をひとつ

言葉をひとつ紡ぐたびに

 

僕は心の中心部へと侵入していく.

 

 

入り組んだ道筋を縫うように

 

正しい言葉を見つけることが

さらに奥部へ進むことにつながる.

 

 

 

それが書くということであり

同時に書く理由なのだと思う.

 

 

今日のように

書きたいものが

どうにもこうにも見つからないとき

 

 

それは言葉を紡ぐ力が

減退してしまったからかもしれないし

 

あるいは入り込むに値する道筋が

何処にもなくなってしまったからかもしれない.

 

 

どちらにせよ

ただ悲しいことだと思う.

 

 

自らの心が

探検するに値する迷宮であること

 

自らの言葉が

侵入を許されるに値する

正確さと美しさを備えていること

 

 

そのために

たとえまたどんな1週間を送るのだとしても

 

私の感性を殺してはならない.

 

 

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