残ったもの

ついに3月が終わる

 

大学生活最後の1日は

実家でゆるりと過ごしていた.

 

帰る電車の車窓を眺めつつ

明日に向けて

3月と

そしてこれまでを振り返ってみよう.

 

 

3月は

人とのつながりの中で

生きられる生活を過ごしたかった

 

社会情勢もあり

ほとんどの時間を孤独に過ごしたひと月の後で

言いようのない不安や焦りを感じていたから.

 

 

そうした志を持ち

その目標に向けて動くことができたことで

このひと月では

様々な感情や思索を経験することができた.

 

 

たくさんの人と話す中で

通貫していたことはひとつ

 

大学生としての生活を終え

社会に出ていくということ

 

これまでの大学生活で何を得て

そしてこれからどのように生きていくのか

 

どのような人とどのような話をしていても

自分の考えが

そこに帰着してしまうようなところがあった.

 

 

多くの人と思い出話を共有し

多くの人に

これまでやこれからについて伝えるなかで

 

堅固に形成された価値観がある

 

 

人生においてただひとつ意味を持つことは

人と出会うことだけであるということ

 

そして

生きていくためには自らのエネルギーで以って

身の回りに

自分の居場所を形成していかなければならないということ

 

 

人と話し活字を読み

様々な言葉と出会う中で

 

これらの真実こそ

自分が大学生活で得たものなのだと思った.

 

これらは単なる綺麗な言葉ではなく

4年間を生きたその結果として

骨身に染み入る教訓となっている.

 

 

今思えばこそ

本当に素敵な仲間たちに囲まれて

勇気を持たせてもらえた3年間と

 

足場をなくし

ひとり静かにもがきながら

言葉を探した1年の果て.

 

 

大学という母鳥の羽の加護を失って

明日からを生きるひとりとして

 

これらの信念を心に抱いて

自分の足で歩いていこう.

 

 

まずは3年間

自活力をつける旅

 

 

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