プラムを食べた6月

今日を以て2020年6月は終了

 

いつもの如くこの1ヶ月を振り返って自らの糧としていきたい.

 

 

5月を振り返ると

長い5月病を経て少しずつ

物事を前へ動かすことができ始めた日々だった

 

そして入った6月

"焦らず奢らずひとつひとつ積み上げる"

という行動指針を

理想的ではなかったかもしれないけれど

着実に体現し始められている日々だったように思う.

 

 

 

このひと月は世の中も大きく変化し始めた期間であり

5月までの Stay at Home が少しずつ解かれ始め

以前と全く同じとは言えないものの

人々が常態へと向かい始めていた

 

 

学校が開いたりお店が再開したり

人々が電車に乗って移動するようになったり

 

 

満杯の阪急電車を覗いていると

人々の営みが戻りつつあることを実感する.

 

 

僕の常態における生活は

恐らく多くの人たちと同じように

4月以前とは少し違ったものになっている

 

 

 

家の中で過ごす時間が増えた

自分の私生活への意識を強めた

移動が苦になった

 

 

インターン先のオフィスに取り敢えず足を運ぶ生活を脱して

家の中若しくは家の近くのスペースで

短時間に仕事をこなすことが日課になった

 

 

自分の生活の区切りが明確になり

必要のないことにも気がついたことで

更にうまく時間を使えるようになったのではないかと思う.

 

 

 

5月から考えていた

焦らず奢らずという心の持ちようは

この生活の変化とともに身の中に入ってきて

少しずつなじみ始めているような気がする.

 

 

 

6月に入って少し経ってから書いたブログで

僕がこれから大切にしたいことは

"1の次に2を拾う" 態度であると宣言をした.

 

 

社会が満たしてくれる願望も

自分が持ち合わせている可能性にも

全く以て夢みがちだった生活を脱して

 

自分が積み上げていくもので作り上げていく自分像を

強固な土台に伴うものにしていくこと.

 

それは自らを顧み

その足元を刮目して捉えることであり

 

焦ることも奢ることもせず苦難に耐えて積み上げたものでしか

自分自身を大きくすることはできないのだという信念でもある.

 

 

それを象徴させるような行動の変化として

6月に入ってから少しした時期から

自分なりの朝のルーティンを導入し始めた

 

ストレッチに始まり

レーニングによって自らのエンジンのスイッチを入れる

その後朝食を取りながら時事情報を取り入れて

最後には学問につながる知識を蓄える

 

およそ90分ほどの

そんな一連のルーティン

 

これを続けていくことが

6月の僕の1番のチャレンジであり

それこそが持ち続けたい価値観を体現することと同義だった.

 

これを初めて25日が経過した今日

未だルーティンは継続できている 

 

あと数日で

目標とする1ヶ月に到達

 

ひとつの達成を視野に入れられている.

 

 

 

倩と書き連ねてきたけれど

兎にも角にも6月は

言葉に表した 1の次に2を拾う という態度に対して

減速を経験しながらも

貫くことを求め

貫く経験を得られたひと月だった.

 

 

 

日記を振り返ると目につくのは

集中力高く望むことができてきた仕事に対する姿勢であったり

漠然とした不安に襲われた中間進捗報告を経て

只管歴史のインプットや作品の鑑賞に時間を費やし始めたミュージカル研究であったり

或いは事務の再開に伴い始めた水泳や

再開したヨーロッパサッカーのことだったりする.

 

 

いつも同じような毎日を過ごしているような気がしていて

この6月は人生で最も体感時間が短かったのではないかと思う.

 

 

それでも

だから何かを変えるべきだと焦ってしまったのならば

それは過去の自分からの学びを失っているということ

 

ひとつひとつは見えないほど小さな知識の獲得かもしれないし

ひとつひとつは全く身についているようにも思えない新しい経験かもしれない

 

 

しかし

それを繰り返し積み重ねることが

自分を作り上げていくのだと信じることこそが

この6月の僕の主眼である.

 

 

この6月

人生で初めてプラムを食べた

その甘味とマッチする絶妙な酸味に驚いた

 

でも

突飛な驚きや感動や成功は

スーパーでふと目に入ったプラムが思わず写真が撮りたくなるくらい美味しかった時

くらいで十分だ.

 

 

1の次には2を拾う態度を持ち続けて

少しずつ少しずつ結果に還元できる次のひと月にしていきたい.

 

 

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