太子

和をもって尊しと為し

忤ふることなきを宗とせよ

 

 

聖徳太子が制定した

十七条の憲法の内の一節

 

おそらくこの憲法の中でも

最も有名な言葉の一つだろうと思う.

 

 

この言葉を書き記してみたことに

大した理由は存在しない

 

ただ

今日という1日を過ごしているなかで

 

何故だかふと

この言葉が頭に浮かんできたから

 

改めて

この言葉について調べてみた.

 

 

和をもって尊しと為す

 

協調して物事にあたること

全員の合意を追求すること

 

 

忤ふることなきを宗とす

 

争いを産まないこと

調和を徳とすること

 

 

 

何故今日になって

この言葉が脳裏に浮かび上がってきたのか

 

それは全くわからないけれど

 

きっと自分が日々を過ごすその方法が

この言葉と

どこか通ずるところがあったのだろう.

 

 

人や物事に対して強い感情を抱く機会が

自分の後ろでバラバラと

落石のように転がり落ちているような気持ちになることがある.

 

 

それによって満ち足りた気持ちになることもあれば

全く逆の気持ちになることもあればこそ

 

それは変化と受け入れるべき喪失なのだと思う.

 

 

今の自分の生活の中に

雨や土や雪やタックルに塗れて

息ができなくなるくらいまで

ひたすらボールを追いかけるような瞬間は

きっと訪れないのだろうけど

 

平穏平和に時間を過ごし

偶には気の赴くままに暮らすことのできる今もまた

得難い日々と特権なのだと思うから

 

他者や自然や食べ物への

感謝を常に忘れることなく

 

自覚できる限りの時間を過ごしていられたらと願う.

 

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