寛大であること

暑かったり涼しかったり

大変な季節になってきた

 

ずっと家の中に居ることは変わらないけれど

体が参っているような気がする

 

寝られない

起きられない

気力が湧かない

 

日本に暮らすからには仕方がない

受け入れて順応していかなければ.

 

 

今日考えたいことは

"寛大であること" について

 

寛大さ

[名・形動]度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと。また、そのさま。(デジタル大辞泉)

 

度量の大きさ

 

 

一昨日は仕事のミーティングがあって

殆ど半日を人と議論して過ごした

 

 

リモートワークが普及して

ワークスタイルシフトが叫ばれる中

人とのコミュニケーションも変容している

 

雑談の時間が減って

必要なことの要点をきっぱりと伝える力

これが求められる世の中になると予測がなされている

 

 

さて一昨日の議論の場

人と議論することが自然である環境で過ごしてきていたはずが

一昨日は思い返して反省するくらいには

自分の心が狭かったなと思う

 

自分の中で意見を作り切れていない焦りとか不安とか

そういったものが大きく影響していたことは確かであるとしても

自分は意識しなければ如何に自分のことしか考えられなくなるのかを

身をもって感じた瞬間でもあった

 

自分で自分が気持ち悪い

 

答えのないところに唯一の道しかないような気になってしまって

人の言葉を聞いているようで

それをただ撥ねつけているだけ

 

そんな自分がいた

 

 

そこで寛大さについて考えた

正しく度量の大きさ

 

相手の言葉に耳を傾け

互いの言葉を尊重しながら

純粋に集団の最善を求めようとする姿勢

 

そんな寛大さを

意識して

自分に縫い付けておかなければなるまい

 

そんな風に考えた.

 

 

 

そんな中

今日散歩している時にもふと

寛大さについて考えることとなった

 

 

世の中が大きく変化している今現在

人の考え方或いは価値観というものが

改めて問われ始めている

 

それは直接ウイルスに纏わる社会情勢だけではなく

その状況に派生して

至る所で人の倫理が問われている状況である.

 

 

人と人とが隔絶され

良くも悪くも人々にとって

"自分"という思考の枠組みの比重が

格段に大きくなっているように思う

 

 

思考の中心が自分であり

相対的に大きくなるそれぞれの自己

 

だからこそ現れる社会の歪みに対して

"差異"が強調される時代に加速している

 

 

みんなが違った自分の尺度で考えている

 

そんな状況において

ひとりひとり誰もが幸せに暮らす為には

きっと寛大さが必要だ

 

差異が目立つことによって

自らの善が際立ち

他方の善が見えづらくなっている

 

 

だから傷つけ合うような論争が盛んになる

 

 

ひとりひとりが寛大さを持って接することで

多少違うように見える価値観も

まず理解するところから始められるず

 

最初は我慢することが必要かもしれないけれど

それでも相手を許す姿勢で以って接することで

辛い思いをする人たちを減らすことができるはず

 

社会の潮流になっているからといって

正義を振りかざすことが認められるわけではないから

 

戦うことをhowとするのではなくて

合意することをhowとする

 

寛大さの根底にはきっとこんな力学が働いているのではないだろうか

 

 

人が真に自由で在る為には

お互いが幸せになることを1番に考えて

少しばかりの寛大さを持って生きること

 

それが大事なのではないかな.

 

 

 

寛大さについて考えた事々

 

寛大でなかった自分はとても居心地が悪かったから

 

少しばかり背伸びして

寛大さを我が身に縫い付けて

常に互いのために生きることを目指していこうと思う.

 

 

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