Beginning of 21 ~2. 解任~

激動の1週間を書き留めていく。

 

2つ目の印象的な出来事

 

インドネシア帰国翌日

 

 

2018年の12月に任命され、

2019年4月1日から正式に勤めてきた役職を

任期満了を以って解任されることが決定した。

 

 

5月の自分は「ようやく終わりなんだね」と言うだろう。

11月の自分は「まるであっという間じゃないか」と言うだろうな。

 

 

 

大きな時間と熱量とをかけてきた役割

それももう終わるのか。

 

殆どは引き継いでいて実質ほぼ終わってはいるのだけれど。

 

決定の瞬間

達成感はなかった

解放感は幾らかあった

今はもうどちらもない

 

 

思い描いていた感情ではない

 

 

もっとはっきりくっきり分かれているものであると思っていた

悔しさ悲しさ感動充実感

そういったものに溢れて盛り上がり切り取られる一瞬があると思っていた

 

 

しかし実際は

ぬるぬると

日常の延長でしかなかった

 

 

 

自分の果たしてきたものに

達成感は一切ない

大きなことができたわけでもない

何か変えられたような気がしていたけど

今、半歩外から眺めると、全然違いがわからない

大した違いじゃないように思える

 

 

全力を尽くしたとも思わない

勇猛果敢に挑めていたとも思わない

 

苦しいことを避け

Bigに考えることをせず

天井を押さえつけていただけだったような気さえする

 

 

そんなことはないと言ってくれる人も居るだろうが

一瞬毎に切り取って、その当時の自分に聞けば

図星を刺されて何も言えないに違いない

 

 

組織としても個人としても

充実感や達成感はない

しかしながら悔しさや悲しさも大してないと思う.

 

 

望んでいた感情はこれではない

 

もしかしたらめちゃくちゃ頑張っていたのかもしれない

それでも、振り返ればそんなものはわからない

 

何ひとつ実感を伴っていない

 

心地の良い終わり方をしたかったけど

残念ながらそんなものはやってこなかった

 

 

 

でも、メッセージをもらった

自分ではまるで実感がなくて本当に生きていたのかさえわからなくなってしまう気がしていたけど

言葉をもらって振る舞っていた自分が確かに誰かの記憶に存在していたことを知って

ようやく少しずつ長い時間をかけてきたことが実感された.

 

 

自分がどう見られていたのかを垣間見て

存在を実感できた

何をしようとしていたのか確かめられた気がした

 

 

温かさを感じた

少し満足が蓄えられた

 

 

 

 

それでも、

やっぱり今の自分に見えているものが全てで

それはどう足掻いても否定し得ない

 

 

あれほど大切にこだわってきたもののはずだけど

今のこの自分から見れば

それは小さな小さな出来事であったのだ.

 

 

すべきことは学ぶこと

 

 

この1年で成し遂げられたことはあまりに小さい

虫眼鏡でもなければ見えない程

 

 

次はもっと大きくするために

日々の過ごし方から少しずつ変えていく

 

 

とにかく基礎を積み重ねること.