特急にて

なかなか栞を挟む余裕もない1週間を過ごしていた。

 

いつの間にか月曜が来ていて、

気がつけば火曜は終わっていて、

水曜日も木曜日も、

目に焼き付ける時間もなく、

こうして金曜日を迎えているわけだ。

 

 

目指す先を見つけられず、

自己を問い続けていた先月とは、生活も変化している。

 

像を結び、まずは行動することを自分に言い聞かせた。

 

行動して、体験して、実感して、血肉とする。

その循環を繰り返し繰り返し、重ねていくことが必要だった。

 

 

今の自分は、何かに向かえているのだろうか。

ぼんやりと、終わりゆく時間に向かい歩いている。

おぼろげな目標に向かい、その目標を見るために、目に見えた飛石に跳ね回っている。

 

そんな2つの時間の過ごし方をしている。

 

 

もしも自分が目にしているものが、

時間であるならば、

祈り迎えるしかない。

 

終わりの時に向かって、ゆっくりと、しかし着実に、歩んでいる。

 

 

それでいいのか。

 

 

例え立ち止まっていようとも、時間はそこに訪れる。

 

時間に向けて歩むことは、

ただ立ち止まることと何ら変わらないだろう。

 

 

このままじゃいけない。

自分の意思で、到達点を描く。

 

描いた像に向けて進む。

 

このままでは、何ひとつ誠実ではない。

 

一度は信じ、愛着を得て、僕の歩みを助けてくれた人たちに対して

今の自分は誇れない。

 

この1週間、自分は何者として臨むのか。

決意と誓いを胸に。

 

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