果たして像は結ばれた

随分と時間が空いてしまったが

言葉にしていこう。

 

自分が感じた寂しさだとか、

失っていく実感だとか、

そういったものを記そうと、しばらく考えてきたけど、

 

なかなか書く時間が取れなかった。

 

 

今は、また別に書きたいこともある。

 

だからそれは、1年の終わりに寄せて、

また相応しい時に言葉にできればと思う。

 

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誰かのために何かを書くということをしたのは久しぶりだった。

 

そもそも、誰かを意識して誰かのために行動していたことすら

久しくなかったのかもしれない。

 

 

誰に、何を届けて、どんな変化を生み出して、どんな感情になって欲しくて、どんな表情であって欲しいのか。

 

 

そこまで具に想像して、行動したこと。

そんな風に考えられていることって、

何ひとつ苦ではないし、

どうにかして、そこに至るためにベストを尽くそうと思える。

 

 

なんだか、人間的に生きられているような気持ちになる。

 

 

像を結ぶこと。

 

 

いつでも像が結べるわけじゃない。

かと思えば、

無条件に、いつのまにか像が結ばれていて、

気がつけば想いを乗せて歩き出していることもある。

 

 

誰かにこんな表情になって欲しいと

像を結び、そのために行動する

 

その人のためになるのかは自分で判断できるものではないわけだけど、

少なくともそこに向かっている自分は、

とても充実してて、没頭できて、

自然と足も動き、いつのまにか限界など忘れてて、

とても幸せだなと思う。

 

 

表現することは唯一

自分が主体となって、想いを伝える機会を生み出す。

 

書き、表すことは

そのために僕が取ることのできる、

とても大切な手段なのだ。

 

 

回りくどいやり方かもしれないが、

書くことを通してこそ最も、

自分が意思を伝えられることに、

とっくに気がついているはず。

 

 

何が言いたいのかな。

 

誰かの表情まで想像して、

情景まで見て取れて、

それを駆動力に進んでいる時

 

それが自分が1番力を発揮できる時。

 

 

そんな瞬間を作っていくために

 

とにかく、

書き、表そうとすること。

 

それが僕の1番の表現手法。

自分に対しても、他者に対しても。

 

 

それを通してこそ、

言葉とともに想いを紡ぎ繋ぐことができる。

 

 

 

書くことをやめずにいること。

 

 

その中で、像が結ばれてきたのなら

そこに向かって歩みを止めぬ。

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