未来永劫.
そんなものはなく
全ては有限である.
そんなこの世界の中で人はみな、何かを得ては失い続けて生きている。
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面白くない.
楽しんでいない.
そんな思いが頭をよぎる。
楽しいと感じたのは一体いつのことだろう。
おもいっきり叫んだのは一体いつのことだろう。
感情を表に出したのは、一体いつのことだろう。
失われていく世界の中で
それでも何かを得ようとして
必死になって生きる.
自分が生きる意義を考える。
人が生きる意義を考える。
そして生物の存在の意義を問い、
世界の存在を問う。
なんのためにこの世界が存在しているのか。
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救いは訪れない.
もし自分が不幸せだと感じているのなら、
それは全く己の力不足でしかないのだ。
世界に規程を求めたところで.
僕らは歩き続けるしかない。
前も後ろもよく分からないけれど.
ひたすらに砂をかき集めて、
積み重ねてはは崩し、
果たして最後に砂城を築くことができるか.
見つけた言葉を丁寧に蓄えて、
出会った思いを必死に背に抱えながら.
人は常に失い始めている.
だからこそ、今を面白おかしく生きること.
そして、失わないものを選び取ること。
今はとにかく、歩を進める他にない。