日曜日
緊急事態宣言は月末まで続くらしい
なんと言うことだろう
ろくに気晴らしもできない日々が
これからも待っているということだ.
ゴールデンウィークから続き
この土日も
少し資格勉強をする時間を取れていて
少なくとも毒にはなっていないと思えるけれど
他にはソファに寝転んで
ただ読書ばかりしているから
なんと言うか
自己経験的な気晴らしは
なかなか得られていないように思う.
思えば自分の記憶にある限り
特に予定のない休日は
何年も何年も
同じことを繰り返しているような気がする.
朝起きて
大した用事もないことを確認し
大してやりたいことも思いつかないことに少し落胆して
とりあえず本屋に行ってみる
そして
どうやって探すべきなのか全くわからなくて
一度好感触を持った作家の未読作品を買う
それから家に帰ると適当に寝転んで本を読む.
それかふらりと外に出て
特に目的もなく若干の遠出をする
思いつきで行く当てもないから
特に同伴者もなく
道中特にすることもなく
なんとなく面倒になったら帰ってくる.
こんな休日の繰り返し.
あまりに同じ暮らしを続けすぎたが故に
自分がひとりで過ごす休日の
違った使い方の可能性というものを
考えることすらできなくなってしまっているのかもしれない.
こういう日には
大きな満足感もなく
休養をとった感覚もなく
ただ漫然と疲れている
これが最高の休日だとは
なかなかどうして言い難い.
もしかすると
あまりにも休日というものに
こだわり過ぎているのかもしれない.
休日だから休まなければとか
休日だからいつもと違うことをしなければとか
そんな固定観念に囚われて
行動の可能性が見えなくなっているのかもしれない.
果たしてそうして考え方を変えた時に
何が変わるのかは良くわからないけれど
おそらくこれから暫くの間は同じように
休日の使い方に苦悩するのだろうから
休まなければという強迫観念に負けることなく
試行錯誤を繰り返したいと思う.
多分.
