言霊

こんばんは、森川です。

 

言葉にすることの重要性を、また一つ実感した日でした。

 

 毎日書き込むブログのタイトルを大事にしよう。

 

ここに表す言葉が、1日を飾るから。

 

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名前をつける、タイトルをつける、言葉にするって、不思議な力を持つものだと思う。

 

生まれた赤ちゃんに名前をつけると、その瞬間から、世界はその子をその名前を通して認識することになる。

 

小説のタイトルは、そこに含まれている言葉の数々があって、そのタイトルで語られる。

 

 

言葉の持つ力は不思議だ。

 

言霊というか。

 

 

認識不可能なものに対する恐怖を退けるため。

 

日々の中で、言い知れぬ不安というものに襲われることがある。

語り得ない苦しみや、不安や、重荷に押しつぶされそうになることがある。

 

それはきっと、ポルターガイストや、幽霊や、得体の知れない闇を恐れているのと同じことなんだろう。

 

名前を言ってはいけないあの人は、そう呼ばれているからこそ、人々に畏怖される。

 

言葉にできたなら。

 

言葉にできる不安は触れることができる。

 

魂を通して。

 

言葉は蓄積できる。

言葉は触れられる。

言葉は食べられる。

 

 

ノートの切れ端に殴り書いた不安は、くしゃくしゃにして放り投げることができる。

 

 

日々こうして思ったことを言葉にしてみて、

日々こうして感じたことを文章に変えてみて、

 

こうして整理された言葉たちは、心を通ってあるべき場所に一つひとつ丁寧にしまわれる。

 

そんな感じがする。

 

どうしても辛い時、どうしたらいいのか分からない時、明日が憂鬱な時、

 

言葉にしてみる。

 

そうすれば、もう掴むことができる。

 

 

おばけなんてないさっ